IOC — 即時約定可能分のみ執行・残数量取消し
直ちに利用可能な数量を約定し、未約定の残りを取り消す執行方針です。全約定、部分約定、約定なしのいずれにもなり得ます。残数量を待機注文として残さず、注文条件を無視して特定価格を保証するものでもありません。商品と執行方式が対応するか確認します。
例。 0.10ロットを要求しても、条件内で0.04ロットしか利用できなければ、IOCは0.04ロットを約定して0.06を取り消し得ます。一ロット100,000 EURの契約なら、エクスポージャーは4,000 EURで、予定した10,000 EURではありません。
仕組み
送信後に実約定数量と価格を確認します。部分約定でピップ価値と想定元本が変わります。取消された残数量の再送信は新しい判断であり、利用可能な価格や市場状況は既に変わっている場合があります。
よくある誤り
サーバーが一部しか確認していないのに、要求数量からポジションリスクを計算してはいけません。既存ポジションを照合せず元の全数量を再送信することも避けます。意図した数量を超えてエクスポージャーが増えるおそれがあります。
さらに学ぶ
講座内:2.7 FXの注文種類と執行方式。出典:MetaTrader 5:注文プロパティ.
部分約定後のリスク変化
実約定がEUR 4,000、要求がEUR 10,000の場合、通常の線形仕様ではEUR/USDの一ピップはUSD 0.40です。要求全量ならUSD 1になります。決済と金額エクスポージャーを実約定から再計算し、比例して小さくなるとは限らない固定・最低手数料も確認します。
よくある質問
IOCは必ず部分約定になりますか?
いいえ。許容条件で全量を利用できれば、注文全体が約定できます。
IOCは未約定数量を待機させますか?
いいえ。残数量はIOCで取り消され、再送信は新たな指示になります。